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医療・介護ニュース

【感染症情報】A群溶血性レンサ球菌が2週連続増-手足口病も増加

2020年10月20日 13:30

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 国立感染症研究所がまとめた5日から11日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点医療機関当たりの患者報告数が2週連続で増加した。手足口病も増えた。感染性胃腸炎、咽頭結膜熱(プール熱)は減少。ヘルパンギーナは横ばいだった。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約0.6%減の1.71人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、大分(3.56人)、福岡(3.03人)、鹿児島(2.78人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約11.4%増の0.78人。都道府県別の上位3位は、鳥取(3.58人)、福岡(2.54人)、長崎(1.61人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週と同じ0.26人。都道府県別の上位3位は、山形(3.1人)、山口(1.46人)、大分(0.89人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約27.3%増の0.14人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、沖縄(1.85人)、高知(1.54人)、鹿児島(1.06人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約26.7%減の0.11人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、新潟と福岡(共に0.3人)、奈良と沖縄(同0.26人)。

出典:医療介護CBニュース