閉じる

医療・介護ニュース

診療所の小児科患者は5月半減、前年比-耳鼻咽喉科では4割減

2020年08月20日 15:10

印刷

 厚生労働省によると、新型コロナウイルス感染症の影響で5月に診療所の小児科を受診した患者が前年同月と比べてほぼ半減したほか、耳鼻咽喉科でも約4割、眼科も約3割それぞれ減った。皮膚科では患者数の落ち込みが少なかった。【松村秀士】

 「医科」の月ごとのレセプト件数は、2月が前年同月よりも0.2%増だったが、それ以降は一転して、3月が10.2%、4月は19.0%、5月は20.9%それぞれ減った。「調剤」でも同様の傾向が見られた。

 医科のうち、病院の5月のレセプト件数は23.4%、診療所では24.0%それぞれ減少した。

 また、5月の医科診療所のレセプト件数を見ると、診療科別で減少が顕著だったのは小児科(46.1%減)で、次いで耳鼻咽喉科(41.7%減)や眼科(32.4%減)、内科(24.8%減)、外科(21.9%減)などと続いた。

 一方、減少率が少なかったのは皮膚科(2.6%減)や産婦人科(10.7%減)など。

 これらの集計データは、厚労省が19日の中央社会保険医療協議会・総会で明らかにした。


出典:医療介護CBニュース