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医療・介護ニュース

【感染症情報】感染性胃腸炎が7週連続で増加-ヘルパンギーナは6週連続増

2020年07月07日 14:15

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 国立感染症研究所がまとめた6月22日から28日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの患者報告数が7週連続で増えた。ヘルパンギーナは6週連続で増加。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎も前週と比べて増えた。手足口病は2週連続で減少。前週まで3週連続で増加していた咽頭結膜熱(プール熱)は減少に転じた。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約8.7%増の2.0人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、宮崎(5.19人)、大分(4.28人)、愛媛(3.16人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約18.0%増の0.85人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(3.0人)、宮崎(2.39人)、福岡(2.26人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約55.6%増の0.14人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(2.41人)、鹿児島(1.45人)、沖縄(0.64人)

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約7.1%減の0.13人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、新潟(0.74人)、沖縄(0.64人)、山形(0.59人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約8.3%減の0.11人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.45人)、熊本(0.4人)、高知(0.36人)。

出典:医療介護CBニュース