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医療・介護ニュース

【感染症情報】感染性胃腸炎が6週連続で増加-ヘルパンギーナは5週連続増

2020年06月30日 15:05

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 国立感染症研究所がまとめた15日から21日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの患者報告数が6週連続で増えた。ヘルパンギーナは5週連続、咽頭結膜熱(プール熱)は3週連続で増加した。前週まで3週連続で増加していたA群溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病は減少に転じた。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約7.6%増の1.84人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、宮崎(4.69人)、大分(3.94人)、香川(3.75人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約7.7%増の0.14人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(0.79人)、鹿児島(0.66人)、佐賀(0.65人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約80.0%増の0.09人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(1.25人)、鹿児島(0.77人)、沖縄(0.58人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約1.4%減の0.72人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(2.35人)、鳥取(2.26人)、長崎(2.02人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約7.7%減の0.12人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、高知(0.54人)、大分(0.33人)、鳥取(0.32人)。

出典:医療介護CBニュース