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医療・介護ニュース

【感染症情報】感染性胃腸炎が5週連続で増加-ヘルパンギーナは4週連続増

2020年06月23日 13:45

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 国立感染症研究所がまとめた8日から14日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎の定点医療機関当たりの患者報告数が5週連続で増えた。ヘルパンギーナは4週連続、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎と手足口病は3週連続、咽頭結膜熱(プール熱)は2週連続で増加した。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約10.3%増の1.71人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、宮崎(4.31人)、香川(3.71人)、大分(3.44人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約4.3%増の0.73人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(2.59人)、鳥取、長崎(共に2.32人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約18.2%増の0.13人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、福岡(0.35人)、熊本(0.34人)、佐賀(0.26人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約18.2%増の0.13人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.94人)、佐賀(0.57人)、宮崎(0.5人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約25.0%増の0.05人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.62人)、沖縄(0.42人)、長崎(0.27人)。

出典:医療介護CBニュース