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医療・介護ニュース

福祉型障害児入所施設、医療と連携体制確保検討を-厚労省、コロナ発生対応で都道府県などに事務連絡

2020年06月01日 15:15

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 厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部障害福祉課障害児・発達障害者支援室は5月28日、障害者支援施設における新型コロナウイルス感染症発生時の対応に関する事務連絡を都道府県、指定都市、児童相談所設置市に出した。病状などから施設内で療養を行うこととなる場合の対応を記載した5月4日付の事務連絡を踏まえた「Q&A」を示している。【新井哉】

 「Q&A」では、障害児入所施設で新型コロナウイルスの感染者が発生した場合の対応について、福祉型障害児入所施設内で療養する場合には、医師や看護職員らの訪問による診療や看護が必要となるため、「管理者はあらかじめ協力医療機関等と相談し、医療との連携体制の確保について検討しておくこと」としている。

 また、医療型障害児入所施設の入所児童に関しては、基礎疾患があることに触れ、各自治体では、地域の医療型障害児入所施設と協議した上で、障害の特性を踏まえた入院ができる感染症指定医療機関などの確保について検討しておく必要性を挙げている。

出典:医療介護CBニュース