兵庫県は27日、新型コロナウイルス感染者の発生した障害福祉サービス事業所・施設などへの応援職員派遣に協力する事業者を募集すると発表した。「地域が一体となって新たな感染発生に備えた準備を行い、円滑な障害福祉サービス等の提供を確保する」としている。【新井哉】

　県によると、各市町や県知的障害者施設協会、県身体障害者支援施設協議会を通じて、感染発生時を想定した協力体制に参加・協力する。入所施設などで新型コロナウイルス感染者が発生し、職員体制が整わない場合、施設利用者にサービスを提供するための応援職員を派遣するケースなどを想定している。

　協力事業者への支援内容も示しており、マスクやゴーグルなどの必要な衛生資材を供給したり、応援職員の派遣にかかる旅費などを補助したりする。