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医療・介護ニュース

【感染症情報】A群溶血性レンサ球菌11週連続減-手足口病は横ばい

2020年05月19日 19:30

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 国立感染症研究所がまとめた4日から10日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点医療機関当たりの患者報告数が11週連続、咽頭結膜熱(プール熱)が2週連続でそれぞれ減少した。伝染性紅斑(リンゴ病)、ヘルパンギーナも減った。手足口病は横ばいだった。【新井哉】

〔手足口病〕報告数は前週と同じ0.04人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.28人)、熊本(0.16人)、沖縄(0.12人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約46.9%減の0.37人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(1.74人)、岩手(1.0人)、長崎(0.95人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約38.5%減の0.08人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鹿児島(0.6人)、石川(0.48人)、新潟(0.37人)。

〔伝染性紅斑〕報告数は前週比約44.4%減の0.05人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、長崎(0.23人)、青森(0.21人)、三重(0.18人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約50.0%減の0.01人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、奈良(0.12人)、宮崎(0.09人)、長崎(0.07人)。

出典:医療介護CBニュース