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医療・介護ニュース

東京の新型コロナ1週間患者数、前週比1.8倍に-推定感染経路、4割超が「不明」

2020年04月16日 13:35

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 東京都内の新型コロナウイルス感染症の1週間当たりの患者報告数について、前週と比べて約1.8倍の報告があったことが、16日に公表された東京都感染症週報で分かった。推定感染経路は「不明」が4割超を占めている。【新井哉】

 週報によると、6日から12日までの週(保健所受理週)の患者報告数は前週比513人増の1160人(死亡後診断、無症状病原体保有者を含む)で、4週連続で増えた。年齢別の患者報告数は30歳代が241人で最も多く、以下は、20歳代(222人)、50歳代(209人)、40歳代(199人)、60歳代(114人)、70歳代(88人)、80歳代(46人)などの順だった。

 推定感染地は「国内」が896人で、「不明」(240人)、「米国」(3人)、「タイ」(同)、「イギリス」(2人)、「インドネシア」(同)、「フィリピン」(同)などもあった。推定感染経路は、▽「不明」(510人)▽「飛沫・飛沫核感染又は接触感染」(279人)▽「飛沫・飛沫核感染」(218人)▽「接触感染」(153人)-とされている。

 2月1日に新型コロナウイルス感染症が指定感染症に定められたため、患者(無症状病原体保有者を含む)の報告数や年齢、推定感染地、推定感染経路が週報で公表されるようになった。2020年の累計患者報告数は2249人となっている。

出典:医療介護CBニュース