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医療・介護ニュース

東京の新型コロナ1週間の患者数、前週比2倍超に-推定感染経路、4割が「不明」

2020年04月09日 14:45

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 東京都内の新型コロナウイルス感染症の1週間当たりの患者報告数について、前週と比べて2倍超の報告があったことが、9日に公表された東京都感染症週報で分かった。推定感染経路は「不明」が約4割を占めている。【新井哉】

 週報によると、3月30日から4月5日までの週(保健所受理週)の患者報告数は前週比359人増の641人(無症状病原体保有者61人を含む)で、5週連続で増えた。年齢別の患者報告数は30歳代が139人で最も多く、以下は、40歳代(125人)、20歳代(113人)、50歳代(91人)、60歳代(66人)、70歳代(56人)、80歳代(28人)などの順だった。

 推定感染地は「国内」が497人で、「不明」(123人)、「米国」(3人)、「イギリス」(2人)などもあった。推定感染経路は、▽「不明」(247人)▽「飛沫・飛沫核感染又は接触感染」(192人)▽「飛沫・飛沫核感染」(123人)▽「接触感染」(79人)-とされている。

 2月1日に新型コロナウイルス感染症が指定感染症に定められたため、患者(無症状病原体保有者を含む)の報告数や年齢、推定感染地、推定感染経路が週報で公表されるようになった。2020年の累計患者報告数は1083人となっている。

出典:医療介護CBニュース