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医療・介護ニュース

東京都の新型コロナ1週間の患者数、前週比6倍に-推定感染経路、6割が「不明」

2020年04月02日 15:35

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 東京都内の新型コロナウイルス感染症の1週間当たりの患者報告数について、前週と比べて約6倍の報告があったことが、2日に公表された東京都感染症週報で分かった。推定感染経路は「不明」が6割を占めている。【新井哉】

 週報によると、3月23日から29日までの週(保健所受理週)の患者報告数は前週比231人増の278人(無症状病原体保有者37人を含む)で、4週連続で増えた。年齢別の患者報告数は30歳代が56人で最も多く、以下は、40歳代(49人)、70歳代(45人)、20歳代(37人)、60歳代(34人)、50歳代(30人)などの順だった。

 推定感染地は「国内」が191人で、「イギリス」「米国」「スペイン」「フランス」「カナダ」「ドイツ」などもあった。推定感染経路は、▽「不明」(167人)▽「飛沫・飛沫核感染」(45人)▽「飛沫・飛沫核感染又は接触感染」(37人)▽「接触感染」(29人)-とされている。

 2月1日に新型コロナウイルス感染症が指定感染症に定められたため、患者(無症状病原体保有者を含む)の報告数や年齢、推定感染地、推定感染経路が週報で公表されるようになった。2020年の累計患者報告数は438人となっている。

出典:医療介護CBニュース