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医療・介護ニュース

風疹や子宮頸がんワクチンなど疾病障害19件認定-厚生労働省が審議結果を公表

2019年12月09日 20:15

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 厚生労働省は6日、疾病・障害認定審査会感染症・予防接種審査分科会の審議結果を公表した。BCGや子宮頸がん予防(HPV)、風疹などのワクチンを接種した23件について審議した分科会は、19件で予防接種と疾病との因果関係が否定できないとした。【新井哉】

 審査分科会は、BCGの9件、HPV、日本脳炎のそれぞれ2件、PPSV(肺炎球菌)、Hib(インフルエンザ菌b型)・PCV(小児用肺炎球菌)・B型肝炎、日本脳炎・HPV、DPT-IPV(4種混合)・Hib・PCV、風疹、MR(麻疹・風疹混合)のそれぞれ1件について、疾病・障害を認定した。

 疾病・障害については、BCGは左腋窩リンパ節炎、右上腕瘢痕ケロイド、左上腕瘢痕ケロイド、右脛骨BCG骨髄炎、皮膚結核様病変、HPVは下肢筋力低下、慢性多発性関節炎、記銘力低下、めまい、上下肢筋力低下、感覚障害、記憶力低下、学習障害、視力障害、認知障害、日本脳炎はてんかん、知的障害、間質性腎炎、PPSVは左上腕蜂巣炎、Hib・PCV・B型肝炎は血小板減少性紫斑病、日本脳炎・HPVは血管迷走神経反射、DPT-IPV・Hib・PCVは複雑型熱性けいれん、風疹はアナフィラキシー、MRは多形滲出性紅斑を挙げている。

 今回認定された19件については、医療費・医療手当、障害年金などが給付される予定。

出典:医療介護CBニュース