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医療・介護ニュース

【感染症情報】30都府県でインフルエンザ患者増-リンゴ病は過去10年同期比で最多

2019年11月12日 17:45

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 国立感染症研究所がまとめた10月28日から11月3日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5000カ所、速報値)によると、インフルエンザ、感染性胃腸炎、A群溶血性レンサ球菌咽頭炎、手足口病の定点医療機関当たりの患者報告数が増加した。伝染性紅斑(リンゴ病)は横ばいだった。【新井哉】

〔インフルエンザ〕2週連続で増加した。報告数は前週比約18.8%増の0.95人。30都府県で前週より増えた。都道府県別の上位3位は、沖縄(7.12人)、鹿児島(2.71人)、福岡(2.19人)。

〔感染性胃腸炎〕2週連続で増加した。報告数は前週比約13.0%増の3.31人。都道府県別の上位3位は、大分(7.31人)、島根(7.22人)、熊本(7.18人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕2週連続で増加した。報告数は前週比約25.5%増の2.07人。過去10年同期と比べて2番目に多い。都道府県別の上位3位は、山形(5.77人)、新潟(3.82人)、佐賀(3.57人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約8.2%増の1.45人。都道府県別の上位3位は、新潟(4.21人)、佐賀(3.13人)、富山(2.79人)。

〔伝染性紅斑〕報告数は前週と同じ0.58人。過去10年同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、大分(2.03人)、徳島(1.54人)、佐賀(1.48人)。

出典:医療介護CBニュース