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医療・介護ニュース

インフルエンザ、32都道府県で患者増-厚生労働省が発生状況を公表

2019年11月01日 16:55

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 厚生労働省は1日、インフルエンザの発生状況を公表した。10月21日から27日までの週の全国の患者報告数(定点医療機関約5000カ所)は、前週比約11%増の定点当たり0.8人となった。32都道府県で前週の報告数より増えた。【新井哉】

 都道府県別では、沖縄が8.69人で最も多く、以下は、宮崎(1.83人)、北海道(1.77人)、新潟(1.73人)、鹿児島(1.66人)、福岡(1.45人)、岩手(1.42人)、広島(1.36人)、熊本(1.13人)、山梨(1.05人)、佐賀(1.0人)、神奈川(0.94人)、石川(0.92人)などの順だった。

 入院患者数(基幹定点医療機関約500カ所)は前週比2人減の66人。入院時の状況(一部重複あり)については、「頭部CT検査、頭部MRI検査、脳波検査のいずれかの実施(予定含む)」が11人、「人工呼吸器の利用」が3人、「ICU入室」が2人いた。

 休校、学年・学級閉鎖の措置を取った施設(保育所、幼稚園、小中学校、高校)に関しては、前週比161施設増の242施設となった。

 ウイルスの検出状況については、直近の5週間では、AH1pdm09の検出割合が91%で最も多く、次いでAH3 亜型(7%)、B型(2%)の順だった。

出典:医療介護CBニュース