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医療・介護ニュース

【感染症情報】リンゴ病が過去10年同期比で最多-インフルエンザや感染性胃腸炎なども増加

2019年09月18日 12:50

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 国立感染症研究所がまとめた2日から8日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、インフルエンザ定点医療機関約5000カ所、速報値)によると、伝染性紅斑(リンゴ病)の定点医療機関当たりの患者報告数が過去10年同期と比べて最も多かった。インフルエンザや感染性胃腸炎なども増加した。【新井哉】

〔伝染性紅斑〕3週連続で増加した。報告数は前週比約12.7%増の0.8人。過去10年の同期と比べて最も多い。都道府県別の上位3位は、福井と長崎(共に1.91人)、福岡(1.89人)。

〔インフルエンザ〕6週連続で増加した。報告数は前週比約2倍の0.77人。39都府県で前週より増えた。都道府県別の上位3位は、沖縄(34.1人)、宮崎(1.17人)、千葉(0.87人)。

〔RSウイルス感染症〕3週連続で増加した。報告数は前週比約28.4%増の3.12人。都道府県別の上位3位は、宮崎(10.03人)、佐賀(7.3人)、徳島(6.65人)。

〔感染性胃腸炎〕3週連続で増加した。報告数は前週比約9.7%増の3.39人。都道府県別の上位3位は、大分(8.19人)、熊本(6.9人)、島根(5.78人)。

〔手足口病〕2週連続で増加した。報告数は前週比約2.0%増の3.11人。都道府県別の上位3位は、山形(10.9人)、北海道(9.78人)、長野(8.31人)。

出典:医療介護CBニュース