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医療・介護ニュース

熱中症の救急搬送者数、前週比2236人増-総務省消防庁が速報値を公表

2019年09月10日 15:35

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 総務省消防庁は10日、熱中症の1週間の救急搬送状況(2-8日)の速報値を公表した。救急搬送者数は前週比2236人増の3498人となっており、前週まで4週連続で減少していた搬送者数が増加に転じた。【新井哉】

 都道府県別の搬送者数は、東京が303人で最も多く、以下は、愛知(212人)、兵庫(207人)、東京(200人)、福岡(182人)、千葉(163人)、新潟(142人)、埼玉(137人)、茨城と静岡(共に93人)、岡山と広島(同88人)、鹿児島(86人)などの順だった。

 年齢別では、65歳以上の高齢者が1625人で、全体の46.5%を占めた。成人は1309人(37.4%)、7歳以上18歳未満の少年は543人(15.5%)、生後28日以上7歳未満の乳幼児は20人(0.6%)。生後28日未満の新生児も1人いた。

 初診時の傷病程度別については、死者が4人(0.1%)、重症が50人(1.4%)、中等症が1026人(29.3%)、軽症が2354人(67.3%)、その他が64人(1.8%)。熱中症の発生場所は、住居(953人)が最も多かった。

出典:医療介護CBニュース