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医療・介護ニュース

空港検疫、外国籍コロナ陽性が前週比1.8倍に-厚労省が実績更新、米国が最多

2021年09月07日 15:25

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 厚生労働省は、検疫所における滞在国・地域別の陽性検体数などの新型コロナウイルスの検査実績を更新した。8月15日から21日までの1週間の外国籍者の陽性検体数は、前週と比べて約1.8倍の規模となっている。【新井哉】

 厚労省が9月3日に更新した検査実績(直近4週間)によると、8月15日から21日までの1週間の陽性検体数は、日本国籍者が前週比8検体減の32検体、外国籍者が同31検体増の69検体となっている。外国籍者の検体の陽性率は約0.4%で、日本国籍者の陽性率(約0.38%)を上回っている。

 国・地域別(外国籍者陽性検体)では、米国が15検体で最も多く、以下は、フィリピン(12検体)、ウズベキスタン、パキスタン(共に6検体)、インドネシア、トルコ、フランス、レソト(各3検体)、スペイン、ネパール(共に2検体)、アゼルバイジャン、イスラエル、インド、キルギス、ケニア、コートジボワール、ジャマイカ、フィジー、南アフリカ、メキシコ、モロッコ、モンテネグロ、ヨルダン、ロシア(各1検体)の順だった。

 この集計は速報値で、厚労省は「成田空港、羽田空港、関西空港、福岡空港、中部空港からの入国者について集計している」と説明。総検体数・陽性検体数については、入国前14日間に滞在した国・地域を計上。入国者が複数の国・地域に滞在していた場合は滞在していた国・地域を全て計上している。

出典:医療介護CBニュース