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医療・介護ニュース

【感染症情報】RSウイルスが2週連続で増加-感染性胃腸炎、プール熱は3週連続増

2021年01月05日 15:35

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 国立感染症研究所がまとめた12月14日から20日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、感染性胃腸炎と咽頭結膜熱(プール熱)の定点医療機関当たりの患者報告数が3週連続で増加した。RSウイルス感染症は2週連続で増えた。2週連続で増加していたA群溶血性レンサ球菌咽頭炎は減少に転じた。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約3.9%増の2.92人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、熊本(13.96人)、佐賀(11.83人)、大分(10.25人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約1.3%減の0.79人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(3.0人)、福岡(1.93人)、山形(1.79人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約3.3%増の0.31人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、新潟(0.72人)、富山(0.69人)、長崎(0.57人)。

〔RSウイルス感染症〕報告数は前週比約8.3%増の0.13人。都道府県別の上位3位は、鹿児島(3.56人)、沖縄(1.71人)、宮崎(0.97人)。

出典:医療介護CBニュース