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医療・介護ニュース

【感染症情報】ヘルパンギーナが2週連続で減少-感染性胃腸炎やプール熱なども減少に転じる

2020年12月09日 15:10

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 国立感染症研究所がまとめた11月23日から29日までの週の5類感染症の患者報告(小児科定点医療機関約3000カ所、速報値)によると、ヘルパンギーナの定点医療機関当たりの患者報告数が2週連続で減少した。3週連続で増加していた感染性胃腸炎と咽頭結膜熱(プール熱)、2週連続で増加していたA群溶血性レンサ球菌咽頭炎は減少に転じた。手足口病も減った。【新井哉】

〔感染性胃腸炎〕報告数は前週比約11.3%減の2.11人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、山形(6.97人)、福岡(6.75人)、大分(6.31人)。

〔A群溶血性レンサ球菌咽頭炎〕報告数は前週比約22.2%減の0.63人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、鳥取(2.89人)、福岡(1.96人)、宮崎(1.78人)。

〔咽頭結膜熱〕報告数は前週比約4%減の0.24人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、石川(0.62人)、佐賀、宮崎(共に0.61人)。

〔ヘルパンギーナ〕報告数は前週比約7.7%減の0.12人。過去10年の同期の平均よりも多い。都道府県別の上位3位は、香川(1.39人)、宮崎(0.83人)、山形(0.67人)。

〔手足口病〕報告数は前週比約8.3%減の0.11人。過去10年の同期と比べて最も少ない。都道府県別の上位3位は、高知(2.29人)、宮崎(1.14人)、沖縄(0.91人)。

出典:医療介護CBニュース