閉じる

レジメン紹介

Cape+CDDP+T-mab療法:カペシタビン(Cape)+シスプラチン(CDDP)+トラスツズマブ(T-mab)

レジメン紹介

転移・再発
   
1
8
15
22
カペシタビン 2000mg/m² 経口
シスプラチン 80mg/m² 静注
トラスツズマブ 初回8mg/kg
2回目以降6mg/kg
静注
   
投与サイクル 3週毎に投与 サイクル数 6サイクル(CapeとT-mabは病勢進行まで)
【参考文献】
Lancet.376(9742):687-97(2010).

投与方法

薬剤 投与経路 用量 投与時間
注射抗がん剤および支持療法:Day1~3
輸液 静注 2000~3000mL 24時間、day1
アプレピタント 経口 125mg 抗がん剤投与60~90分前、day1
グラニセトロン
デキサメタゾン
生理食塩液
静注 1mg
9.9mg
50mL
15分、day1
シスプラチン
生理食塩液
静注 80mg/m²
500mL
120分、day1
20%マンニトール 静注 200mL 30分、day1

トラスツズマブ

生理食塩液

静注 初回8mg/kg
2回目以降6mg/kg
250mL
初回90分
2回目以降60分→30分、day1
輸液 静注 2000~3000mL day2,3(各24時間)
経口抗がん剤:Day1~15
カペシタビン 経口 体表面積
1.36m²未満
:2400mg
1.36~1.66m²未満
:3000mg
1.66~1.96m²未満
:3600mg
1.96m²以上
:4200mg
分2(朝、夕食後)、day1夕-day15朝
経口制吐剤:Day2~4
アプレピタント 経口 80mg day2,3
デキサメタゾン 経口 8mg 分2(朝、昼)、day2-4
※投与方法に関する情報等、ご不明な点がございましたらお問い合わせください。​お問い合わせ

副作用

種類 発現頻度
発熱性好中球減少症 5%
好中球減少(Grade≧3) 27%
貧血(Grade≧3) 12%
血小板減少(Grade≧3) 5%
悪心・嘔吐(Grade≧3) 13%
下痢(Grade≧3) 9%
食欲不振(Grade≧3) 6%
無力症(Grade≧3) 5%
疲労(Grade≧3) 4%
低カリウム血症(Grade≧3) 4%
※試験概要、試験名など試験の詳細は参考文献等をご確認ください。​
【参考文献】
Lancet.376(9742):687-97(2010).(p694)
各薬剤の主な副作用 CDDP:悪心、嘔吐、食欲不振、倦怠感、腎機能障害、骨髄抑制、聴力障害、末梢神経障害、電解質異常(特に低Mg血症が特徴的)
Cape:悪心、食欲不振、下痢、口内炎、手足症候群、骨髄抑制
T-mab:インフュージョンリアクション、左室駆出率低下
【参考文献】
国立がん研究センター内科レジデント編,がん診療レジデントマニュアル,2013,医学書院(一部改変)
催吐性 高度
血管への影響 CDDP:炎症性抗がん剤
【参考文献】
日本癌治療学会編,制吐薬適正使用ガイドライン2014年
国立がん研究センター内科レジデント編,がん診療レジデントマニュアル,2013,医学書院

治療成績

転移・再発例
奏効率
47%
無増悪生存期間
6.7ヶ月
生存期間中央値
13.8ヶ月
※試験概要、試験名など試験の詳細は参考文献等をご確認ください。​
【参考文献】
Lancet.376(9742):687-97(2010).

使用時の注意

使用時の注意

※投与方法に関しては一例です。各製品の電子添文をご確認ください。

関連コンテンツ

副作用マネジメント

副作用の対処方法(薬物療法)をご紹介しています。がん治療で起こる副作用の発現頻度や重症度の判定方法、支持療法などをご確認いただけます。

日常生活のアドバイス

副作用の対処方法(非薬物療法)について、患者さんの生活指導に役立つ食事や運動、セルフケアなどをご紹介しています。印刷し、患者さんへの説明にもご活用いただけます。

製品情報や資料の場所をご案内しますチャットボットはこちらをタップ!

チャットボットはこちらをクリック!

製品情報や資料の
場所をご案内します

ジェネちゃん

ご利用にあたっての注意
サイト内を自動応答で案内いたします。
ご入力内容によっては、ご満足いただける案内ができない可能性がございます。予めご了承のうえ、ご利用ください。
「レジメン紹介」に掲載しているレジメンの選択基準については、ご監修いただいたご専門の先生方に、代表的な試験をもとに公平な立場で選定していただきました。
また製品のご使用にあたっては、最新の電子添文等をご確認ください。

回答はお役に立ちましたか?